
■石井さん
2020年にBVEATS入会。
小学校から大学まで野球一筋。大学卒業後は新卒として大手広告代理店に勤務
ご経歴と簡単に自己紹介をお願いします。
東京都出身で小学校から大学までは野球をやっていました。法政大学卒業後に広告代理店に入社し、新卒から今の会社で働いて今年41歳になります。
同じ会社で長く続けられているんですね!
学生時代、漠然とメディアの力で”世の中を変えたい”と思っていました。その頃はテレビが全盛期で、世の中を変えるのはメディアだと気づいたんです。例えばクールビスを広めようと思ったら、政治家が
「環境のためにクールビズをしましょう!」とスローガンを掲げても、ほとんど世の中には浸透しません。それよりも、大ヒットドラマで当時人気絶大だったキムタクがカッコいいサラーリーマン役でクールビズの格好をしていれば、必然的にそれが世の中に流行をもたらして、そっちの方が簡単に出来るんじゃないか なんて考えていました。だから世の中を変えるのは政治じゃなく文化を作メディアだと(笑)そんな仕事をしたいと思って入社したのが広告代理店です。今もこの仕事を続けている根源にはメディアの力で世の中を変えたいみたいな気持ちがありますね。
それともうひとつ、野球をやっていた頃から、”チーム(誰か)の力になりたい”という気持ちもありました。誰かを応援できる仕事は他にもたくさんあると思いますが、広告業はお客さんの絶対的な味方であり、応援する方法がいくつもあるというのがこの仕事の好きなところです。
では仕事の他に何か熱中していることはありますか?
ここ3年くらいは本当にトレーニングにハマっていますね。
それはBVEATSがきっかけで?
そうですね。BVEATSを始めたのがちょうどコロナが流行る少し前で、それまではTHEサラリーマンみたいな生活だったんです。毎日のように飲んで帰って寝る、休日に週1回形だけのジムに行ってはいたんですが、どんどん太っていって。でも年齢のせいにしたり、サラリーマンってこんなもんだろうって自分に言い聞かせたりしていました。(笑)そのうち写真で自分を見ていよいよまずいと思って、サーキット型のジムに変えようと探してBVEATSに出会いました。3ヶ月で5キロくらい痩せて辞められたらいいなぁくらいの気持ちだったんですが、半年ちょっとでMAX18キロ痩せられました。
短時間で結果が出たのも嬉しかったですし、ENERGIST(トレーナー)の熱い感じとか、他のジムにはないBVEATSの体質に僕はハマっちゃいましたね。

ENERGISTとも仲が良いそうですね。
BVEATSには熱い考えを持ったENERGISTばっかりですが、僕が彼らくらいの20代半ばの頃って、そんなに前向きな考えだったり頑張る姿勢ではなかったと思うんですよ。それが素晴らしくてゆっくりお話してみたくて、食事に誘っちゃいました。(笑)それからBVEATSは、サーキット型で1回30分というところが効率的で気に入っています。
効率的ですか。
僕の場合は目的がボディメイクよりも、健康的で動ける体が欲しいという方が大きいので、サーキットトレーニングで動いてつける筋肉が合っている気がします。30分というのも、制限があるからこそ充実するというか。BVEATSは30分の中で最大6種目を選ぶ形式なので、今本当に自分に必要な種目だけを選んで30分集中出来るんです。セルフジムでは何も制限がないから無駄な時間を過ごしてしまったんだと思います。例えを言うと、僕の大好きな広告クリエイターの巨匠である箭内道彦さん(CMプランナー)という方がいるんですが、彼は広告を作る際に制限があればあるほど燃えると言っています。例えばCMを制作する上では、15秒という時間的な制約だったり、テレビの考査上こういう文言や表現は言ってはいけないから何でもかんでも言えない、みたいな事や、はたまた制作予算の上限だったりと、制限は色々あります。その制限がある中で色々と考えて絞り出して、やっとの思いでCMが作り出されます。でも、もしお金も時間もどれだけかけてもいいし、表現も何言ってもいい、と言われたら、逆に何も作れないそうです(何も選びきれない)。要は限られた制限の中で(BVEATSであれば30分で6種目×3セットという制限)いかに大切なものをピックアップするのかが本質を獲得する上で大切だと思っています。ミニマリストも同じような考えだと思うんですが、僕もそれに近くて何事も本当に大切なものだけを取捨選択したいと思っていますね。
取捨選択。
はい、僕の中で大事にしているテーマです。決してドライな意味ではなくて、自分にとって大事なものだけに集中するということです。

それは元から持っていたお考えですか?
これもコロナが始まった頃、BVEATSを始めた頃に気づいたことですね。以前の怠惰な生活をしていた時代は家の片付けもきちんと出来ていなくて、家のどこに何があるかもまともに把握できていませんでした。例えば本来家に1つあれば良いハサミが、見当たらなくなったから新しいものを買って、どんどん家に余計なものが増えていくみたいな生活でした。在宅勤務がこの状況を見直すきっかけになって、断捨離をしていったら生活に必要なものって案外少なかったんです。物ってあればあるほど便利と思いがちですが、物が多い事で自分の思考が余計なもので遮られてシンプルに考えられなくなっていました。所有物の多さと、思考のシンプルさは関係ないだろうと思っていたんですが、家の中にものが何もなくなると思考がすっきりすることに気づきました。もし疑うのであれば試しに最低限のものだけを持ってホテルで1週間過ごしてみてください。驚くほどすっきりします!(笑)
本当に必要なものだけを残して、家の中を全て把握して探し物をすることはなくなって、思考が快適になりました。他にも例えば、洋服も持てば持つほど自分の心は満たされると思いがちですが、トレーニングウェアも70点のお気に入りを5着持っていたけど、今は100点のお気に入り1着だけを週4回着ています。それでも毎回のトレーニングで気分は上がります。そうやって人生も行動も物も、本当に好きなもの、必要なもの、気持ちがいいものをだけ選んでいくことが大切だなと思うようになりました。旅行に行くと出来るだけ身軽になりたいので自分に必要なものの見直しが出来るんですよ。今ではひとり旅に行くときは、どこでもリュックひとつで行けるようになりました。
素敵なお話ありがとうございました。
では最後に読者の方へメッセージをお願いします!
僕がこの年齢になってからでもこんな風に体も考え方も変われたのは、やはりBVEATSやENERGISTのみなさんから前向きな刺激をもらえたからだと思っています。3年前は太ることを年齢のせいにしていたのに、今は同世代に負けない体どころか、20代に負けない体になりたいとENERGISTがライバルでありたいと思うようになりました。年齢を言い訳にしてしまったらそこから伸びることはなくなってしまう気がするので、いつまでもいい意味で子供のような、若い気持ちを持ち続けたいと思います。
ありがとうございました!
