石井さん
学生時代は、野球一筋。新卒で、最大手の広告代理店に入社。
本日はありがとうございます。まず簡単にご経歴と自己紹介をお願いします。
東京都出身で、小学校から大学までは野球をやっていました。法政大学卒業後に広告代理店に入社して、新卒からずっと今の会社で働いて、今年41歳になります。
ありがとうございます。どうして広告代理店を選ばれたんですか？
学生時代、漠然とメディアの力で「世の中を変えたい」と思っていました。その頃はテレビが全盛期で、世の中を変えるのはメディアだと思ったんです。
例えばクールビスを広めようと思ったら、政治家が「環境のためにクールビズを！」とスローガンを掲げても、あまり世の中には浸透しません。それよりキムタクがドラマの中でクールビズの格好をしていれば、必然的にそれが世の中に流行をもたらしたりして。その方が社会へ影響を与えられるんじゃないかって考えていました。
だから世の中を変えるのは、政治じゃなく、メディアだと。そんな仕事をしたいと思って入社したのが広告代理店です。今もこの仕事を続けている根源にはメディアの力で世の中を変えたいみたいな気持ちがありますね。
それともうひとつ、野球をやっていた頃から、「チーム（誰か）の力になりたい」という気持ちもありました。誰かを応援できる仕事は他にもたくさんあると思いますが、広告業はお客さんの絶対的な味方であり、応援する方法がいくつもあるというのが、この仕事の好きなところです。
素敵です！仕事の他に熱中していることもあるんですか？
ここ3年くらいは本当にトレーニングにハマっていますね。
そうなんですね！それはBVEATSがきっかけで？
そうですね。BVEATSを始めたのがちょうどコロナが流行る少し前で、それまではTHEサラリーマンみたいな生活だったんです。毎日のように飲んで帰って寝る、休日に週1回形だけのジムに行ってはいたんですが、どんどん太っていって。でも年齢のせいにしたり、サラリーマンってこんなもんだろうって自分に言い聞かせたりしていました。（笑）そのうち写真で自分を見ていよいよまずいと思って、サーキット型のジムに変えようと探してBVEATSに出会いました。3ヶ月で5キロくらい痩せて辞められたらいいなぁくらいの気持ちだったんですが、半年ちょっとで18キロ痩せられました。
短時間で結果が出たのも嬉しかったですし、ENERGIST（トレーナー）の熱い感じとか、他のジムにはないBVEATSの体質に僕はハマっちゃいましたね。
そうだったんですね！ENERGISTとも仲良しですよね？
BVEATSには前向きで、熱い考えを持ったENERGISTばっかりじゃないですか。僕が彼らくらいの20代半ばの頃って、そんなに前向きな考えだったり、頑張る姿勢ではなかったと思うんですよ。それが素晴らしくて、ゆっくりお話してみたくて、食事に誘っちゃいました。（笑）
それにBVEATSは、サーキット型で1回30分という効率的なところが好きですね。
効率的、ですか。
僕の場合、ボディメイクよりも、健康的で動ける身体が欲しいという目的が大きくて。BVEATSはパーソナルだし、サーキットトレーニングで僕の目的と筋肉に合わせて追い込めるので効率的なんです。30分という時間制限があるからこそ充実するというか。BVEATSは30分の中で6種目のトレーニングをENERGIST（パーソナルトレーナー）と選んで行くので、今本当に自分に必要な種目だけを選んで30分集中出来るんです。セルフジムでは何も制限がないので、無駄な時間を過ごしてしまっていた僕にはすごくありがたいです。
超集中が合っているんですね！
そう。僕の大好きなCMプランナーの巨匠、箭内道彦さんという方がいるんですけど、彼は広告を作る際に制限があればあるほど燃えると言うんです。例えばＣＭ制作だろ、「15秒」という時間的制約や、「NG表現」等のCM考査制限、クライアントによっての予算制限といろんな制限があるんです。その制限の中で色々と考えて、絞り出して、やっとの思いでCMが作り出されます。
要は、限られた制限（BVEATSであれば30分で6種目×3セット）の中で、いかに大切なものをピックアップするのかが、本質を獲得する上で大切だと思っています。ミニマリストも同じような考えだと思うんですが、僕もそれに近くて何事も本当に大切なものだけを取捨選択したいと思っています。
取捨選択。
はい、僕の中で大事にしているテーマです。決してドライな意味ではなくて、自分にとって大事なものだけに集中するということです。
それは元から持っていたお考えですか？
そうですね。コロナが始まった頃にBVEATSを始めたんですが、その頃からの感覚ですかね。以前の怠惰な生活をしていた時代は家の片付けもきちんと出来ていなくて、お恥ずかしながら家のどこに何があるかもまともに把握できていませんでした。
家に1つあれば良いだけのハサミが、毎度見つからずに新しいものを買って、気づけば家中ハサミまみれになってしまいました。
ハサミまみれ！（笑）
はい。でも在宅勤務がこの状況を見直すきっかけになって、断捨離をしていったら生活に必要なものって案外少なかったんです。物ってあればあるほど便利と思いがちですが、物が多い事で自分の思考が余計なもので遮られてシンプルに考えられなくなっていました。
所有物の多さと、思考のシンプルさは関係ないだろうと思っていたんですが、家の中にものが何もなくなると、思考がすっきりすることに気づきました。もし疑うのであれば試しに最低限のものだけを持ってホテルで1週間過ごしてみてください。驚くほどすっきりしますから。
本当に必要なものだけを残して、家の全体像を把握できて、探し物も不要になって、思考が快適になりました。
そんな変化があったんですね！
そうなんです。洋服も、持てば持つほど自分の心は満たされると思っていたんですが、トレーニングウェアも70点のお気に入りを5着持っていたけど、今は100点のお気に入り1着だけを週4回着ています。
そうやって人生も行動も物も、本当に好きなもの、必要なもの、気持ちがいいものをだけ選んでいくことが大切だなと思うようになりました。旅行に行くと出来るだけ身軽になりたいので自分に必要なものの見直しが出来るんですよ。今ではひとり旅に行くときは、どこでもリュックひとつで行けるようになりました。
本日は素敵なお話ありがとうございました！
こちらこそありがとうございました！
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